歯科コラム

歯の生え方に食べ物が影響する?歯の健康のために良い食べ物は?

赤ちゃんの食事が母乳やミルクから離乳食に切り替わっても、親御さんはまだ気を抜くことはできません。
離乳食の後に控えている幼児食が、永久歯の生え方に大きく影響するからです。

幼児食で軟らかいものばかり食べさせてしまうと、顎の骨が十分に成長せず、歯並びが悪くなったり、噛み合わせが悪くなったりすることがあります。
つまり、食べ物は歯の生え方に大きな影響を与えるということです。
だからこそ親御さんは、歯の健康に良い効果をもたらす食事メニューを考えてあげてください。
それでは武蔵新田まつ歯科と一緒に見ていきましょう。

歯と顎の骨は密接に関係している

歯と顎の骨は密接に関係している

歯の生え方には遺伝的な要素もありますが、環境も大きく関わっています。口の中の環境が悪化すると、歯が斜めに生えたりしてしまうというわけです。

口の中の環境で見落とされがちなのが、顎です。子供の虫歯予防に熱心な親御さんでも、顎にまで気を配っている方は少ないのではないでしょうか。

歯の生え方や歯並びには、顎の成長が深く関わっています。なぜなら、歯は顎から生えてくるからです。顎は、歯の土台なのです。どんなに頑丈な家でも、地面が地盤沈下したら崩壊していくのと同じです。ゆがんだ地面の上には、まっすぐな家は建ちません。

顎がきちんと成長しないと永久歯が斜めに生える?

子供の乳歯は、上下合わせて20本しかありません。成人の永久歯は、親知らずを除くと28本あります。
また、乳歯は小さく、永久歯は大きいのです。

なのになぜ、同じ人の顎に乳歯と永久歯が収まることができるのでしょうか。
それは、顎が拡大しているからです。

顎が成長によって拡大しているので、それまで乳歯20本しか入ることができなかったスペースに永久歯28本が収まることができるのです。
つまり、顎が十分成長しなければ、永久歯28本は収まりきらない、ということです。
収まりきらない永久歯はどうなるかというと、斜めに生えたり、別の永久歯の後ろに生えたりしてしまいます。

乳歯から永久歯に生え変わる歯の成長と、顎の成長は、しっかりリンクさせる必要があるのです。

歯が顎を成長させ、顎が歯をはぐくむ

子供の乳歯は、大体2~3歳ごろまでに生えそろいます。その後5~12歳ごろにかけて、永久歯に生え変わります。
一方、顎のほうは、上顎は12歳ぐらいまで、下顎は17歳ぐらいまで成長します。

顎と歯は、それぞれが独立して成長しているわけではありません。顎と歯は、風船と水の関係です。水を風船に多く入れると風船が大きくなりますが、大きな風船にはたくさんの水が入ります。
乳歯には顎の成長を促す働きがあり、その逆に、顎がしっかり成長していると永久歯は健やかに成長できるのです。

顎の成長には「噛む」刺激が欠かせない

顎の成長には「噛む」刺激が欠かせない

離乳食までは、軟らかいものを与えてください。このころは、噛むことより栄養摂取が優先されるので、飲み込みやすく吸収しやすい食事形態がベストです。
離乳食から幼児食に移行し始めたあたりから、「よく噛むこと」を意識したメニューを心がけてください。

かつての日本食は、子供の咀嚼(そしゃく)のトレーニングに適していました。咀嚼とは噛むことです。昔よく食べられていた根菜類は、固い上によく噛まないと飲み込めないので、子供もしっかり噛みしめていました。
しかし、食の西洋化が進み、噛まなくてよいメニューが子供たちの前に並ぶようになったのです。ハンバーグ、スパゲティ、オムライス、ファストフードは、どれも子供たちの大好物ですが、よく噛まなくても飲み込むことができるメニューです。
ある調査によると、現代人の噛む回数は、昭和初期に比べて半分に減っているそうです。

骨には、力がかかると強くなる性質があります。骨の細胞は、骨に力がかかると「骨をつくれ」という指令を出し、力がかからない状態が続くと逆に「骨をつくらなくていい」という指令を出してしまうのです。
よく噛むと、その刺激が顎の骨に伝わって顎の成長を促すのです。

咀嚼の強さではなく、咀嚼回数の多さがカギ

顎の骨を鍛えるためには、強く噛むことではなく、咀嚼の回数を多くすることです。
飴玉のような固いものをバリバリ噛む必要はありません。昆布やスルメのような素材自体は軟らかいけどなかなか噛み切れないものが、顎のトレーニングには適しています。

子供には、たくさん噛んでから飲み込むように指導してください。理想は、ひと口30噛みと言われています。
咀嚼の回数は幼いころに習った食べ方が後にまで影響するので、親御さんが小さな子供と食事をするときは噛む回数を数えてあげるなどして、楽しみながら噛む習慣を身につけさせましょう。

歯の生え方や歯の健康によい食材はこれ

子供の第一反抗期は2歳くらいから始まりますので「よく噛んで食べなさい」と言えば言うほど、いやいやします。
そのため、おかずの中に、よく噛まなければ飲み込めない食材を入れるとよいでしょう。

噛む回数を増やすことができる食材は次の通りです。
ニンジン、タケノコ、イカ、煮干し、昆布、貝、大豆、アーモンド

例えば、ハンバーグの中に2ミリ角ぐらいにカットしたニンジンやレンコンを混ぜ込むだけで、歯ごたえが出ます。
スパゲティの具材にアサリを入れてもよいでしょう。

食卓に水を置かない

食卓に水を置かない

また食事をするときに水を置いてしまうと、子供は口に入れた食材を水で胃に流し込む癖がついてしまいます。水を与えなければ、子供は、口に入れた食材をよく咀嚼して軟らかくしてから飲み込むようになります。
もちろん、子供を苦しませる必要はないので、例えば水を出すタイミングを食事の中盤以降にずらすなどしてみてはいかがでしょうか。

今日の食事が明日の歯並びを決める

小さな子供を持つママ、パパは、年代的に働き盛りのことが多いので、子供の食事の用意は栄養を摂らせることで精いっぱいになることもあるでしょう。
しかし、「今日の食事が将来の歯並びを決めるかもしれない」という緊張感をもって、食事のしつけや食事メニューを考えてみてください。

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