歯科コラム

味覚障害は病院に行くべき?亜鉛の摂取で治るものなの?

味覚障害は、口の中に食べ物を入れたときに味が感じられない、甘いものを苦く感じるといった症状のほか、口の中に何も入っていないのに苦味などを感じるなどの症状が現れます。
視覚障害などに比べて、味覚の異常は日常生活での優先度が低いとされてきたため、これまで味覚障害が起きていても見過ごされがちでした。しかし、食欲は睡眠欲や性欲と並ぶ人間の三大欲求のひとつ。味覚がきちんと感じられないと食事を楽しめなくなり、生活の質(クオリティー・オブ・ライフ:QOL)も低下してしまいます。また、味覚障害も、身体の症状のひとつであり、何か病気のサインであることは間違いありません。

味覚障害ってどんな症状?

味覚障害ってどんな症状?

こんな症状が出ていたら、味覚障害のサインかもしれません

●薄味の食べ物を食べると味がしない、料理の味付けが濃くなったといわれる
●口の中に食べ物を入れても味が感じられない
●口の中に食べ物が入っていないときでも、苦みや渋みなどの変な味がする
●甘みはわかるが塩味が感じられないなど、特定の味に対する異常がある
●右は感じるが左は感じられないなど、口の中の片側だけ味を感じない
●味覚の錯覚がある(甘みと苦みが区別できない、間違えるなど)

味覚障害と亜鉛不足の関係

味覚障害を引き起こす要因として、ミネラルのひとつである亜鉛不足が密接にかかわっているとされています。
味を感じる器官である「味蕾」は、舌や口、のどの粘膜などに1人あたり8000~1万個存在しているといわれます。この味蕾は新陳代謝が活発で、約1カ月間で生まれ変わります。亜鉛が不足していると細胞の新陳代謝が低下し、味蕾の生まれ変わりを妨げます。その結果、味覚を感じる働きが鈍くなるのです。
亜鉛不足になる原因は、手術、やけどなど身体的な理由のほか、日ごろの食生活の乱れが指摘されています。ファストフードや加工食品などを多くとっていると、栄養バランスが乱れる上に、添加物が栄養素の吸収をさまたげると言われています。また、ダイエット中の人も要注意です。食事を抜いたり、野菜ばかりを食べるような無理なダイエットをしていると、亜鉛が不足します。
実際、身体的な病気や器官の損傷がなく、味覚障害を訴える患者さんに亜鉛を投与すると、症状が改善するケースが多いようです。

素人判断ではなく、専門家の診察を受けよう

素人判断ではなく、専門家の診察を受けよう

味覚障害といっても症状はさまざまで、亜鉛不足のほかに、義歯やブラッシングによる舌の損傷やドライマウスなどの歯科的な要因、ストレスやうつなどの心因性のものもあります。原因をつきとめてきちんと治療するには、素人判断ではなく、歯医者さんなど専門家による治療を受ける必要があります。



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