歯科コラム

酸蝕歯になりやすい人ってどんな人?

酸蝕歯という単語を聞いたことはありますか?
最近は歯に対する関心が高まってきていることも関係して、酸蝕歯についての情報を知る人も増えてきました。しかし、それでもまだまだ知らない人も多いのが現状です。
酸蝕歯とは、簡単にいえば歯が溶けてしまう症状のことを指します。歯のエナメル質は、固い組織でできています。食事や飲み物に酸、または胃酸などにより、そのエナメル質は一時的に柔らかくなり、結果として歯のエナメル質が失われていきます。この様態で、歯ぎしりや歯磨き、または食いしばりなどを行うことで、エナメル質が削れていき、歯が薄くなっていってしまうという状態に陥ってしまいます。

酸蝕歯の特徴ってどんなもの?

酸蝕歯の特徴ってどんなもの?

歯が薄くなるといっても具体的な症状はイメージできませんよね。酸蝕歯の代表的な自覚症状は以下のようなものです。

●冷たいもの、または熱いものなど温度差が激しいときに、歯がしみる
●歯の角が取れていき、丸みを帯びてきている
●歯の艶が失われている
●光によって、歯が透けてみえる
●詰め物・被せものなどが取れやすくなっている

しみるという部分でいえば、虫歯や知覚過敏にも通じるところがあります。専門的な知識がない場合は判断しかねることもあるので、上記のような症状があらわれている場合は、歯医者で診察してもらうことをおすすめします。

酸蝕歯になりやすい人ってどんな人?

酸を口の中に取り入れることがあれば、どんな人にも症状が起こり得る可能性があります。かつては、メッキ工場や酸を扱う工場などで働いている労働者の方々が、蒸発した酸を吸い込んで、酸蝕歯になりやすいと指摘されていたことがありました。こうしたことから、労働環境の改善などの対策を多く講じたことにより、現在ではそういった症状は減少しているといわれています。
一方で、酸や、口内の酸化を誘発する飲食物は日常にあふれています。たとえば、以下のような習慣がある人や、好みがある人は注意すべきです。

●日々の中で、炭酸飲料を好んで飲む
●フルーツ、もしくは野菜ミックスジュースなどを好んで飲む
●マヨネーズやドレッシングなど、すっぱいものを食中に好んで使う
●ワインやビールなどを毎日のように好んで飲む

酸蝕歯は酸化によって引き起こされます。クエン酸やリンゴ酸を含むスポーツ飲料や、お酢、炭酸飲料、またワインなども飲み物の中では酸性度が高く、摂取した後は一時的に歯が柔らかくなっています。ただ、それ自体は全く特別なことでもなく、むしろ仕方のないことでもあります。

酸蝕歯を引き起こさないための回避方法

酸蝕歯を引き起こさないための回避方法

では、酸蝕歯はどのように回避すべきでしょうか。以下のようなことに気を付けて、口の中の安全を守りましょう。

■食べ物や飲み物を口の中で溜めておかない
口の中に飲食物を溜め込んでおく時間が長ければ長いほど、歯が酸性にさらされる時間が長くなり、影響が大きくなってしまいます。だらだらと食事をせず、溜めずに飲み込む、食べ終わったらすぐに切り上げるということを意識していきましょう。口の中が酸性になっている時間を短くするだけで、酸蝕歯が回避できる可能性は高まります。

■酸性になった口の中をスピーディに中和する
ただ、そんなに焦って食べたり飲んだりするのも考えものですよね。どんなものでも、飲食後はある程度酸性になっています。その時間をある最小限にするには、すぐに中和することです。そのため、糖類を含まないガムや、もちろんお茶や水でのうがいを行うことも効果的です。ちなみにガムは、唾液の量を増やします。唾液にはミネラルが多く含まれていますので、歯の再石炭化が行われやすくなります。

■歯磨きの時間を調整する
食後に歯を磨くことはよいこととされていますが、軟化した歯に対して強い刺激で歯磨きをすると、その衝撃で削れてしまうこともあります。そのため、飲食後はある程度時間を取って歯磨きを行うことが得策といわれています。歯磨きの仕方は、個々人の癖によるところが大きいと思いますが、実際どのようなところに気を付けて行っていくべきかという知識を、歯医者で教えてもらうとよいでしょう。

■歯質を強化する製品を積極的に使う
フッ素やリカルデントなど歯の再石灰化が行われる製品を使うことも効果的です。
歯は長年同じ状態を維持しているように見えますよね。子供の頃に生え変わってから、ずっと変化がないように感じてる人がほとんどでしょう。しかい、実はそうではありません。歯を構成するあらゆる成分のバランスや細菌などにより、日々、歯は目に見えないダメージを受けているのです。

まとめ

酸蝕歯になる原因のほとんどは、いわば仕方のない、日常の当たり前の行為によるものと考えるべきでしょう。酸蝕歯は、虫歯のように細菌が関与しているわけではありません。
酸蝕歯は自然に修復することはありません。そのままの状態が続くことで、歯には大きな悪影響が及ぶことになります。歯の中にある神経やかみ合わせに問題が生じたら、日々の生活や毎日の楽しみである食事の時間にもストレスがかかってしまいます。気になる方は武蔵新田まつ歯科にご相談ください。

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