子どもの歯並び
小児矯正治療
子どもの歯並びを治すことだけが、「矯正治療」と思っていませんか?
歯並びを治して、見た目の良い口元にする。それだけが歯を矯正する目的だと思っていませんか。実は、目指すところは、もっと先にあります。
「矯正」とは、子どもたちを良い成長に導くための取り組み。正しく育っていく上での、生き方の基本を身につけるためのものなのです。専門家として、私たち歯科医がお手伝いできるのは、その一部分。早めにはじめることでお子さまのより健やかな成長が望めます。
さあ、正しく知って、正しい「矯正」をごいっしょに。
当院が考える「矯正」の3つのポイント
矯正候補生チェック
矯正が必要かどうかは、お子さまが4歳を迎えたら、次のことを見てあげてください。
当てはまることがあったら矯正候補生かもしれません。
矯正候補生自己チェック
- まだ、上下左右で歯が20本生えていない。
- 上の歯が下の歯に被さっていない。
- 歯と歯の間に隙間がない。
- 爪を咬んだり、顎を突き出したり、唇を咬んだりする癖がある。
- 普段から姿勢が悪い。
- 食習慣で気になることがある。
わからないこと、心配なことがありましたら、お気軽に当院までご相談ください。
日常生活習慣の改善
習慣、癖などは家庭で注意した方がいいアドバイスを歯科医が差し上げます。また、筋機能訓練は当院でも行っています。医師と家庭で協力して取り組むのが理想です。
直したい、こんな癖
例えば「指しゃぶり」「ほおずえ」「口呼吸」「舌を前に出す」など。歯並びに影響を与えてしまいます。
注意したい、こんな姿勢
「前傾姿勢」「顔面を上に向ける」「足をブラブラさせる」など、口周りや舌の発達を妨げる姿勢はたくさんあります。
してませんか、こんな食べ方
「悪い姿勢」はもちろん、「一口分の詰めすぎ」や「少なすぎ」等の食習慣も舌が悪い癖を覚える原因になります。
筋機能の訓練
当院でお手伝いできるトレーニング
カウンセリングと口腔内の検査を実施。治療プランをご説明した後、衛生士の指導によってトレーニングを行います。
ご家庭で行うトレーニング
舌の位置を正しく確認するためのトレーニングや、舌を伸ばす、舌の裏側にあるヒダを伸ばす運動などはご家庭でも行えます。
小児矯正治療
歯だけでなく、さまざまなチェックを実施
当院ではお子さまの普段の習慣や癖などに関しても多岐にわたりチェック・カウンセリングするほか、来院されるたびに立っている姿勢(立位)、座ったときの姿勢(座位)、さらには顔貌などの確認も実施。より良い成長を目指した真の矯正治療を行います。
検査や治療開始の目安
1回目は、6歳になった頃から。 検査や治療をはじめる「矯正適齢期」です。
※ただし生活習慣や癖の不正は3歳頃から指導いたします。
まず4歳になったら兆候をチェック。必要となった場合、第1期治療は乳歯と永久歯が混在する6歳~11歳頃、第2期治療は永久歯に生え変わる12歳過ぎ頃から。なお、近年、歯の生え変わりが早まる傾向にあります。場合によっては、検査を始めるタイミングも早くなることをご承知ください。
子どもの時に矯正をはじめるメリット
- 歯を抜かないで治療できる可能性が高くなります。
- ある程度成長をコントロールできるため、上下の顎のバランス改善が可能です。
- 大人に比べ子どもの方が一般的には歯が動く際の痛みが少ないようです。
- 咬み合わせを早期に改善することにより、顎の関節や歯への負担を減らせると考えられています。
生活習慣を見直すだけで、矯正を行わなくて済むこともあります。
歯並びや癖など、気になることがありましたら、まず、当院まで。