虫歯
お子さまの歯の治療
お子さまの虫歯
乳歯は、永久歯に比べてやわらかく、虫歯になりやすいものです。また、乳歯も永久歯も生えてきたばかりの歯は、虫歯になりやすく、進行もとても早いので、子どもの虫歯には注意が必要です。
特に食生活や歯みがきなど、小さな子どもの虫歯は、保護者の管理が大変重要です。
正しい知識をもって最適なケアを行ない、 子どもの虫歯を作らないようにしましょう。
乳歯が虫歯になってしまったら…
いずれ生え替わってしまう乳歯だからいいやと思っていませんか?
乳歯が虫歯になると、あとから生えてくる永久歯まで歯ならびが悪くなったり、虫歯になったりします。
乳歯が虫歯になると…?
- ①乳歯が虫歯になる
- ②咀嚼不足になる
- ③あごの発育が悪くなる
- ④永久歯が生えるスペースが狭くなる
- ⑤永久歯がきちんと生えてこなくなる
永久歯の歯ならびが悪くなると、見た目も良くないばかりか、歯みがきもしにくくなり、更に虫歯になりやすい歯になってしまいます。
お子さまの歯を強くする方法
甘いものを長時間何度も口にしない
糖分を口にすると、虫歯菌が酸を出し、歯が溶けはじめます。
しばらくするとだ液の力によって酸の中和と、再石灰化(溶けだしたミネラルが歯の表面に戻る)がおこなわれ、元の状態に戻っていきますが、甘いものを長時間口にしたり、一日に何度も口にしたりしていると、ずっと歯が溶け続けている状態になってしまいます。
寝る前1時間の飲食を控える
寝ている間は、唾液の分泌量が減り、虫歯の出す酸に抵抗する力が弱まります。
寝る1時間前には、飲食を終わらるようにしましょう。
フッ素入り歯磨き用品を使う
フッ素入りの歯磨き剤、フッ素入りジェルなどで、少しずつではありますが歯そのものを丈夫にすることができます。
かみごたえがあるものを食べる
「かみごたえ」=「硬さ」ではありません。
歯ぐきの柔らかい子どもに急に硬いものを与えても、歯ぐきを痛め、子どもは硬いものを嫌いにするだけです。
お薦めは根菜、干物や乾物、するめ、ドライフルーツを食事やおやつに適量取り入れましょう。